あらたし / new photograph


ダゲレオタイプ(銀盤写真)から170年の写真史を振り返ると
写真は常に新しい技術とともにありました。


そもそも『新しい』とは『あらたし』であり『改む』『改める』と同源の言葉です。

そして『改める』とはつまり旧来のものを新しいものと入れ替えることです。

自分にとっての新しい写真を考える上で
写真のできあがるプロセスを見直すことは必然であり
また自らに対する技術的な挑戦でもありました。

もちろん何でも新しければ良いというものではなく

変わらなかったものもあります。
例えばそれは写真の内容であり姿勢の問題です。


できる限り撮影可能な状態でいること。

前提となるイメージを注意深く回避すること。


誰かに依頼されたわけでもない写真の一枚一枚に
意味のようなものは何もありません。
しかし極めて個人的な日常の断片が積み重なることで再構築され
浮上する視覚世界こそが自分にとっての写真であると確信しています。

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